周年記念事業担当者のための「失敗しない進め方」講座(第3回/全8回)

query_builder 2026/06/24
周年記念品銀座ショールーム

第3回:周年記念の目的はどう決める?成功する周年記念事業に共通する考え方


前回の記事では、周年記念事業でよくある失敗事例をご紹介しました。 その中でも特に多いのが、「目的が曖昧なまま進んでしまう」というケースです。


周年記念式典や周年記念品、周年ロゴなど、実施内容から検討を始めることは少なくありません。 しかし実際には 「なぜ周年記念を行うのか」 が整理されていないと、その後の判断基準が定まらず、施策全体に一貫性が生まれにくくなります。


そこで今回は、周年記念事業の方向性を決めるうえで欠かせない「目的設定」の考え方をご紹介します。





周年記念の目的は企業によって異なる

周年記念事業に正解はありません。 同じ創立50周年でも、企業によって目指す姿は異なります。 例えば、


・社員への感謝を伝えたい

・取引先との関係を深めたい

・企業理念やビジョンを再共有したい

・社外への認知向上につなげたい

・次の10年・20年へ向けた機運を高めたい


など、目的はさまざまです。 そのため「他社がやっていたから」という理由だけで施策を決めると、自社とのズレが生じることがあります。


まずは、自社にとって今回の周年記念事業がどのような意味を持つのかを整理することから始めましょう。


目的によって選ぶ施策は変わる

周年記念事業では、目的によって優先すべき施策も変わります。 たとえば、


社員への感謝・エンゲージメント向上が目的の場合

向いている施策例:社員向け記念品/社内イベント/社員表彰/記念冊子/

重視したい視点 : 「参加した」「受け取った」後に何が残るか


顧客・取引先への感謝が目的の場合

向いている施策例:周年記念品の贈呈/感謝イベント/周年メッセージ発信

重視したい視点 :「これまでの関係性をどう表現するか」


ブランド発信・認知向上が目的の場合

向いている施策例:周年ロゴ/特設サイト/プレス配信/SNS施策

重視したい視点 :「社内外へ何を伝えたいか」


このように、目的が変われば選択肢も変わります。


迷ったら「誰に」「何を伝えたいか」で考える

目的設定で悩んだときは、次の2つの質問を使ってみてください。


質問1

誰に向けた周年記念か?


候補例:社員/取引先/顧客/地域社会/採用候補者


質問2

何を伝えたいか?


候補例:感謝/これまでの歩み/今後のビジョン/企業理念/新しい挑戦


この2つが決まると、施策や予算、記念品選定も進めやすくなります。



目的は「一文」で表現する

ここまで整理できたら、最後に目的を一文でまとめます。 例えば、


「社員へ感謝を伝え、次の10年へ向けた一体感を醸成する」

「取引先への感謝を伝え、今後の関係強化につなげる」

「企業理念を再共有し、ブランド価値向上につなげる」


完璧な言葉である必要はありません。 まずは関係者間で共通認識を持てる状態を目指しましょう。

周年記念事業では、この一文が後の判断基準になります。






周年記念は、何かを実施すること自体が目的ではありません。

企業がこれまで積み重ねてきた歩みを振り返り、その先へ進むための節目をどう活かすかを考える機会でもあります。


次回は、周年記念事業の計画を具体化するために欠かせない「予算の考え方と決め方」についてご紹介します。



>> 第4回に続く(7/1更新)


>>第1回

>>第2回



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